本案は、
老人保健特別会計において
医療給付費が増加したため、
予算を補正する必要が生じましたが、
議会を招集するいとまがなかったため、3月31日付をもって
地方自治法第179条第1項の規定に基づき
専決処分をしましたので、これを
報告し、その
承認を求めるものであります。
よろしく御
審議の上、御
承認くださいますようお願い申し上げます。
○
議長(末光
広美 君)
ただいま
提案理由の
説明が終わりました。このことについて
質疑の
通告はありません。
ほかに
質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
報告第2号はこれを
承認することに御
異議ございませんか。
(「
異議なし」の声あり)
御
異議なしと認めます。よって、
報告第2号「
市長専決処分の
報告並びに
承認を求めることについて」は、これを
承認することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次に移ります。
日程第5
議案第36号「
田川市・
香春町・
糸田町
合併協議会の
設置について」を議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。 (「
議長」と呼ぶ声あり)
市長。
○
市長(伊藤 信勝 君)
皆さん、おはようございます。
日程第5
議案第36号「
田川市・
香春町・
糸田町
合併協議会の
設置について」御
説明申し上げます。
本案は、
田川市・
香春町・
糸田町
合併協議会を
設置する
協議を行うに当たり、
地方自治法第252条の2第3項の規定により
市議会の議決をお願いいたしたく提案した次第であります。
なお、同
合併協議会の規約につきましては、
議案に参考添付しているとおりであります。
よろしく御
審議の上、御協賛くださいますようお願い申し上げます。
○
議長(末光
広美 君)
ただいま
提案理由の
説明が終わりました。このことについて
質疑の
通告はありません。
ほかに
質疑はありませんか。 (「
議長」と呼ぶ声あり)
笹山議員。
○
議員(笹山 良孝 君)
田川市・
香春町・
糸田町
合併協議会の
設置について、3点要望いたします。
1点目は、
田川市における
合併関連経費が
田川市・川崎町
合併協議会、13年度、14年度分で753万5,941円、
田川7
市町村任意合併協議会で15年度分で342万2,646円、合計1,095万8,587円かかっております。
合併協を
設置する以上は、
合併を成功させるということでお願いをいたします。
2点目は、
行政改革なくして
合併なしというのが私の持論でございます。大変でしょうが、
行政財政改革を断行・推進していただきたいと思います。
3点目は、
建設計画を早く作成して
住民説明会を早急に実施していただきたいと思います。
以上、3点について要望いたします。よろしくお願いいたします。
○
議長(末光
広美 君)
ほかに
質疑はありませんか。 (「
議長」と呼ぶ声あり)
佐藤議員。
○
議員(
佐藤 俊一 君)
幾つか質問をしたいと思いますが、その前に一昨年の12月に
田川市が
中小業者の方や
市民の方々に対する
生活実態調査を行いました。昨年の3月に
県立大学の
人間社会学部社会学科助教授の
田代助教授さんが中心になって
県立大学の学生の方々と
分析等をやった結果の中で、これは
生活実態調査を私が
議会で求めてきたものですが、その中で
市民の
有効回答数ですね、3千人に対して1,100人の方が回答されているわけですが、その中で
合併に
賛成31%、
反対が40%と
賛成を上回っています。
そして整理をされているわけですけど、
合併の
賛成といった方の
理由は、「時代の流れから仕方がない」「
合併しか発展がないなどである」。
合併後の方向を明確にすることや北九州との
合併を望む声があった。
合併賛成者に対する質問として
合併についての検討を進めるに当たって必要なこととして最も多かったのは、「
合併の
メリット・
デメリットをはっきり
住民に示すこと」これが69%、そのほか「最終的な決定には
住民投票を行うこと」「
合併協議会をつくり、そこで
十分審議をすること」「
合併後どのような
まちづくりを進めるかをはっきりさせること」などが
合併賛成者の中でも4割から5割であるということです。つまり、
合併の一般的な
情報を得ていても
田川市の具体的な話としては、
合併の
メリット・
デメリットや
合併後の
まちづくりでも、
合併賛成の人でも非常に多くがよくわからないと感じているという結果です。
また
反対の方々ですね。その
理由としては、「
合併しても
財政強化にはつながらない」「
赤字財政の自治体と
合併してもよくならない」「
行政規模が大き過ぎることも問題である」「国の流れで行うことは
反対である」「一時的なお金のための
合併は後で問題が生じる」「旧
市町村間でもめごとが多くなる」「
合併したら失業や
生活保護がふえる」「福祉が低下し
負担がふえる」などが挙げられる。
また賛否以前、「これまで
市民不在で
合併の話が進んでいたのに、今ごろ
アンケートをとることに戸惑いを感じる」とか「
合併の
メリット・
デメリットを
市民にわかりやすく
説明することがまず必要だ」という意見、「
住民投票を実施してほしい」という意見などがあった。
合併の賛否を問う前に、特にこの2つの事項について
田川市が
合併したらどうなるのか、
合併しない場合はどうかという予測の
情報をもっと提供すべきであろう。具体的な
情報が不足し、
意見交換の場が十分でないことが
市民の行政に対する不満や不安につながっていると思われる。行政として
合併についての
情報提供と
合意形成の道筋を早急に提示する必要があると去年の3月にこうした意見をまとめています。
それで
お尋ねをしたいんですけど、先日の
全員協議会で
スケジュール案というのが示されました。この案では、6月下旬から8月上旬に
アンケート調査を実施することになっていますが、私は、こうした
市民の声にこたえていくためには、この
アンケート実施調査前に
住民の、
合併の
メリット・
デメリットを
市民にわかりやすく
説明をする、
田川市が
合併した場合どうなるのか、
合併しない場合はどうかという予測の
情報を提供した後に
アンケートを実施しないと
住民の意向が十分に反映されないのではないかと思われますが、6月下旬以前に
説明会を開く考えや
情報提供を行うのか
お尋ねをいたします、1つですね。
2つ目、3月
議会で私が質問をいたしまして
執行部から回答をいただきましたが、
電算システム構築にはおおむね1年半から2年が必要とされている。したがって、
システムを
合併期日までに構築するには
システム統合の
基本指針を決定し、早期に実施に移すことにより、困難も予想されるが構築可能であると
執行部は3月
議会で答えましたが、
合併が決まるのは
スケジュールでいくと17年3月で、18年3月には万全の体制を整えておかなければならないのに、おおむね1年半から2年が必要との
説明では、私の計算では半年から1年オーバーするのですが、もっと詳しくどういうふうにするのか具体的に
説明をしていただきたいと思います。
3つ目ですね、新しい法律が、昨日も
新聞報道では衆議院ですか、通過をしたというふうに聞いてますが、この新しい法律では5年間は
算定替えがありますけど、
市長はあくまで
現行法にこだわっていくというのは、もう
特例債の
活用目的としているというふうにしか言いようがありませんが、10カ所の
説明会でも、この
特例債の活用については評判はよくありませんでした。さきの7つの枠組みでも、今、
合併の
協議会を今日提案してつくろうとしている以外の町村は、新法でじっくりというふうに言ってますが、新法をじっくり研究して
合併を考えても困ることはないというふうに思っています。しかも、本市は
過疎指定を受けていますので、私は借金をしようというわけではありませんが、
事業を行うに当たって
過疎債の方が
特例債より
事業の
選択幅が広いとか、小さい
事業も可能だということで有利じゃないかと思います。
そこで
お尋ねしたいんですけど、1市2町で
合併したとして、
過疎指定はどうなるのかですね。指定の条件から外れるとか、いや、そのままですよとかいうことを教えてください。
4つ目に、
市長が一部
事務組合は1市でやらないと非効率と言っていますが、
清掃組合の場合、3月
議会でも言いました、
田川市、
糸田、
香春町はそれぞれ組織が別々です。
合併をして効率よく1市で簡単に解決できる問題ではないと私は思っておりますし、
市長の言う
合併効果は見出せないのじゃないかと思います。
糸田町、
香春町も既存の組織から抜け出すということにしても、これまで投資をしてきた、そういった債務を一気に返済する財力もないんではないかと思いますし、
田川市も川崎町との間の同様のものを一挙に解決、片づける余力もないのではないかと思います。特にこの清掃の一部組合問題は、複雑で一長一短では片づかない問題です。1年、2年で解決する見通しがつくとは思いませんが、この
スケジュール案のどの時点で
問題解決のめどを立てて、
市民に示すのか
スケジュールで
説明をしていただきたい。
あと、これに関連してですが、
糸田町、
香春町と一気に返済する
財政余力もないんじゃないかと私言いましたけど、この3市町の債務の残高は幾らぐらいになっているのか教えてください。
最後になりますが、
伊良原ダムの建設も本市は推進をしているようですが、
香春町はこの取り組みに参加していませんが、
合併が決まれば
香春町の分の
負担はどれぐらいになるのか、また全体の新市の
負担はどれぐらいになるのか、理事がおわかりであれば
お尋ねをします。以上お願いします。 (「
議長」と呼ぶ声あり)
○
議長(末光
広美 君)
助役。
○
助役(
中須賀 達穂 君)
いろいろ盛りだくさんで筆記するのになかなか骨折って、まだどの
ぐあいか仕分けがついておりませんが、とりあえず6月前に
アンケートを実施するのかというのが、
住民説明会をするのかというのが第1番目だったと思いますが、これについては、一応こういう
議案を提出したのは、1市2町の合同で事前に
協議をした上で出しております。それで今日、1市2町で合同の
議案を付議しておりますので、このことについては、これを決める前ということなんですかね。一応議決をすることに関係があることなんですかね。 (「
議長」と呼ぶ声あり)
○
議長(末光
広美 君)
佐藤議員。
○
議員(
佐藤 俊一 君)
スケジュールでは、6月の下旬なのか7月の頭なのか矢印が6月にかかっているんで私は言っているんですが、いずれにしても例えば7月からであれば、その前に1市2町で
協議をして、今お示しになったということもありますんで、その前に
住民に対する
メリット・
デメリットとかいうのも含めて
説明会をするのかということを私は今問うているわけです。もう1つ、合同で出したにしても、
田川市は、独自としてする
説明責任があると私は思いますので、それも含めて答えてください。 (「
議長」と呼ぶ声あり)
○
議長(末光
広美 君)
助役。
○
助役(
中須賀 達穂 君)
住民説明会は一応やりまして、それで今からそういうことについて検討してまいりたいと思います。それで
住民説明会は
アンケート前にはやるつもりはございません。
(「
議長」と呼ぶ声あり)
○
議長(末光
広美 君) 参与。
○参与(青栁 四郎 君)
私からは、2番目の
電算システムの構築に時間がかかるというお話につきまして
説明をいたします。
先般の
予算の中にもこの電算の
統合のための
調査委託料として450万円
程度予定をいたしておりますが、問題は
作業工程ということなろうかと考えます。御承知のように一番時間がかかります、
合併に関して一番仕事が時間がかかるのは条例・規則の整備とただいまの
電算システムの
統合ということになるわけでありまして、
スケジュールにも示しておりますように、一番最初から一番終わりまで時間がかかる、そういった作業が考えられるということでございます。
住民票の交付あるいは本庁と支所を設けるとかいったようなことになりますと、それぞれの
システムを
合併前までに
統合整備をしておくという必要が出てまいります。これは御承知のとおりでございます。
問題は、この
合併協議会というものは、
法人格を有しておりませんので、固有の財産とかあるいは施設を持つことができないと、これが一番の
問題点でございます。したがいまして、まず
調査、設計、現状1市2町の
電算システムがどうなっているかといった点等を
洗い出しをする、これが最初のとっかかりになろうかと考えます。そこで
法人格を持たないこの
合併協議会でできる範囲というのは、
調査あるいは設計の範疇であるということにとどまります。
したがいまして、その
調査・設計の契約は可能でありましょうが、いわゆる具体的な
電算システムの構築・整備については、
合併協議会でできませんので、
合併日に稼動できるようにするためには、まず条件としては
合併関係市町村、すなわち1市2町でその仕事を発注していただくというややこしい作業になるわけであります。したがって、当面の
準備経費は
合併協議会で計上し、
システムの
洗い出し等を行っていって、
統合計画書をまずつくるというところから入りたいと考えております。これはやっぱり
専門業者に委託しないとできないだろうと思っております。
そこでその
統合計画書に基づいて具体的な仕事の発注をすることになるんですが、それの時期というのは、やはり
合併が明確に確定をする
合併議決の終了後でないと具体的な発注はできないだろうというふうに見ております。したがって、その
やり方としましては、1市2町あるわけですから、それぞれの
分野ごとに
分割発注をするのか、あるいは
田川市が1本で請け負って
負担金をもらうのかといった
やり方は工夫の余地はあるだろうというふうに思いますが、もう一回繰り返しますと、
合併議決の前までには
調査と
システムの基本
統合設計をやる、そして
合併議決後に発注を行うということになりますと、おのずからこの期間が見えてまいります。したがって、その期間が見えてまいります。
したがって、その期間の中で全力を挙げてこれを取り組むということになろうかと思います。ぜひともやり遂げなければならないのは、基幹
システムの
統合整備、
合併日にきちんと
住民票が打ち出せるといったことを最優先にしながら取り組みたいというふうに考えております。以上です。 (「
議長」と呼ぶ声あり)
○
議長(末光
広美 君)
総務部長。
○
総務部長(柴田 政文 君)
私の方から
佐藤議員の3番目の
過疎指定はどうなるのか、その点について、それと4点目の債務残高ですかね、その点の質問がありましたんで、その2点についてお答えをいたします。
まず、現在、
田川市は
過疎指定を受けております。
糸田と
香春は過疎の指定を受けておりません。それが今後どうなるのかということですが、
合併した後どういったふうになるのかという御質問ですけど、引き続き過疎の指定は
田川市の方は受ける格好にはなります。当然、
過疎債の対象には、いろんな
事業について実施する場合には
過疎債の対象になります。
それともう1点の債務残高、要するに起債残高がどのくらいあるのかという、そういうことでよろしいですかね、御質問の趣旨は。4点目の債務残高ですね。地方債の今、現在高はどういったふうになっているのかという御質問だったと思うんですが、これはまだ15年度決算がまだ現在出ておりませんので、14年度決算で御
説明申し上げます。14年度決算では、
田川市がこれは普通会計ベースですけど349億円ですね。(「一部
事務組合の債務残高ですよ」と呼ぶ声あり)
ちょっと一部
事務組合だけはちょっと今把握してないんで、私のは全体、普通会計ベースで、それしかないんで、ちょっと。ただ、ちょっとお待ち願いたいと思います。
(「
議長」と呼ぶ声あり)
○
議長(末光
広美 君)
助役。
○
助役(
中須賀 達穂 君)
一部
事務組合、どの時点でということでしたね。それでこれは
平成14年の3月に
合併特例法が
改正されまして、それまでは
合併した時点で一部
事務組合は解散するようになっておりましたけれども、関係地方公共団体同士で
協議により決定することができましたんで、当然御質問の分につきましては
合併前に各町村間で
協議をすることになると思います。以上です。 (「
議長」と呼ぶ声あり)
○
議長(末光
広美 君)
水道事業企業理事。
○
水道事業企業理事(下川 勲 君)
それでは、
伊良原ダム関連でございますが、
田川地区水道企業団がこの
伊良原ダムの開発に参画いたしているわけですが、構成団体は
田川市、川崎町、
糸田町、金田町、赤池町という5団体でございます。この5団体で2万5,700トンの開発水量を
伊良原ダムに求めているところなんですが、当市は1万200トンでございます。
糸田町が5千トンでございます。この中には当然今申しましたように
香春町さんは参画はいたしておりません。したがいまして、新市になりましたら、この現時の開発水量は3団体を含めまして1万5,200トンで運用することになろうかと思います。
あと残る団体につきましても、下
田川は、方城町もこれへ入っておりません。したがって、下
田川の
合併協議会の中でもこの点については論議しているわけですが、いずれにいたしましても、川崎町さんが5千トンでございまして、赤池町が2千トン、金田町が3,500トンでございますので、下
田川が5,500トンを方城町と合同によってこれを利用するということになろうかと思います。また、現時、完成年度においても
平成22年度という位置づけになっておりますが、一番肝心の
事業費でございますが、現時、県当局において地元補償等の問題も含めまして、今現時その詰めをやっているところでございまして、数値等は現時まだ明らかにされておりません。以上で終わります。
(「
議長」と呼ぶ声あり)
○
議長(末光
広美 君)
佐藤議員。
○
議員(
佐藤 俊一 君)
伊良原ダムの問題、今、理事に答えていただきましたが、
香春町が入ったとき、入ると、多分導水管等も引いてないんだと思うんですけど、そういうものの
負担がどれぐらいふえるのかというのも試算をされているんじゃないかなと思って私聞いたんですが、されていたら
負担金がどれぐらい、今、
糸田と
田川市はこれぐいらいですけど、
香春町が入るとどれぐらいになるのかというのがわかったらという意味で質問したんですけど、もしあれば、もう一回答弁してください。 (「
議長」と呼ぶ声あり)
○
議長(末光
広美 君)
水道事業企業理事。
○
水道事業企業理事(下川 勲 君)
現時まだその数値等の、建設費等については詰めをいたしておりません。
○
議長(末光
広美 君)
ほかにありませんか。 (「なし」の声あり)
ほかに
質疑がないようでありますので、これより
討論に入ります。
討論の
通告があっておりますので発言を許します。岡田啓助
議員。
(「
議長」と呼ぶ声あり) 岡田
議員。
○
議員(岡田 啓助 君)
日本共産党市会議員団を代表して、この
議案第36号に対する
反対討論を行いたいと思います。
まず第1に、法定
合併協議会をつくって
合併に至るまでは国の指針でも22カ月はかかるというのが通常です。ところが今回の場合、8カ月から9カ月でこれをやってしまおうという粗雑さであります。
18日に
全員協議会で
合併協議会規約について
説明と
質疑がありました。
合併協議会委員を何名にするかという点でも、4人以内とするという規約でしたけれども、だれをどういう役職を指定をするのかという点についても全く不明であります。一部
議員からは、
市民をもっと参画させるべきではないかという意見も出されましたけれども、これに対しても何ら回答はありません。
協議会の中でのいろいろな事項に対する合意の確認、本来3市町が対等で
合併をするということが前提のようですが、合意をする上でも全員の
賛成、全会一致制を前回は、川崎町のときはとったわけですけども、少なくともそうしないと問題はまとまらないというふうに思うんですが、これも
合併協議会で決めるということです。
アンケートの実施の時期、今、
佐藤議員の方からも質問がありましたけれども、
市長は
説明会の中で10校の
説明会の中で、
住民投票を求める
皆さん方に対して、知らない人が
反対投票したら大変だから
住民投票でなくして
アンケートをとると、
アンケートで済ませたいというふうに言っています。今6月、7月、8月の間で、主には7月ですけれども
アンケートを実施する
スケジュールが出されています。
佐藤議員の質問に対しても
助役は、その事前に
説明をすると、
説明会を開くという計画はありませんということですから、
住民への判断の基準、材料、これは現状のままということですよね。
そしたら
合併に対する
市民の意思が十分反映されないという、
市長流に言うとそういう危険性が大いにある
アンケートだと、とり方にももちろん問題がありますけども、18歳以上の全
住民に
アンケートをとるということについてはね、私は否定はしませんけれども、
アンケートのとるときの
住民の認知の度合い、これは非常に弱いと言わざるを得ない、それに責任を持とうとはしていない
アンケートだというふうに言わざるを得ない。
この
住民アンケートをもしとって、まとめた場合、その結果をどういうふうに位置づけるのかという質問に対しても、一昨日は答えがありませんでした。
住民の声を聞いたという実績づくりだけで済ませようとする
アンケートだったら、無責任過ぎるというふうに言わざるを得ない。
こういった問題について明確な考えが示されないままでは、また
議会の一致もできていない中で法定
協議会参画の議決だけを急ぐというのは納得できません。また、この議決を急ぐと、
市長の
執行部の側として急ぐ最大の
理由は
特例債です。
現行法でやるというのは
特例債の活用を見越した上での強攻策だというふうに思います。
ところが、この
特例債を何に使うのかと、何に使いたいのかと、
田川市としてですよ。もう
合併する自治体、
糸田、
香春がどうのこうのということではなくして、
田川市
市長としてどうしても
合併したい、
特例債を生かしたい。
特例債をそしたらどういう方向で生かすのかと、そういう構想、
市長の考えは当然あるべきです。これを
議会に示して、我々もそのベースで論議をすべきですが、いまだ具体的な提案、考えを示していただけておりません。
昨日の
新聞報道では、山本町長は、
合併特例新法の内容に関して「借金だけが残るだけと、借金が残るだけと評判が悪い
合併特例債を使うより、交付金や他の補助制度を活用すれば借金は少なくて済む。
合併特例債の規定がない新法の方が
市町村が必要な
事業を選択することできる」というふうに言明をしているんです。これとの比較を
議会としても十分精査するというのが我々の責任だというふうに思います。少なくとも我々が
合併をする方向に走るというときは、
市民への影響がどう出るのか、実質生活の中で
合併がどうなっていくのかという問題、財政的な
合併後の自治体の見通し、地域がそのことによってどう活性化する展望があるのか、こういう問題を少なくとも
議会として、我々として合意または議論を尽くしておくということは当然のことだと考えております。
3市町で勉強会を、
議員のですね、6人の
議員の勉強会も3回行われましたけれども、何ら合意が得られておりません。こういった疑問の多い問題をすべて法定
協議会に丸投げして、そこで決めてもらうというには、私にとって全く無責任過ぎると言わざるを得ないと思います。
そういう立場から、もう一度
議会で十分、今指摘された問題を、私が指摘した問題を十分
議会で論議した上でこの
議案について
審議をするというのが適当だというふうに考えて、当日5月21日のこの
議案の採決に対して
反対の意見を述べておきます。
○
議長(末光
広美 君)
以上で
通告による
討論は終わりました。
ほかに
討論はありませんか。 (「なし」の声あり)