田川市議会 > 2004-05-21 >
平成16年第2回臨時会(第1日 5月21日)

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  1. 田川市議会 2004-05-21
    平成16年第2回臨時会(第1日 5月21日)


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    最終取得日: 2021-05-16
    平成16年第2回臨時会(第1日 5月21日) 平成16年田川市議会臨時会会議録 第2回             平成16年5月21日 午前10時05分開会 出席議員  議席番号    氏   名      議席番号    氏   名    1番   末 光 広 美      13番   星 野 一 広    2番   植 木 康 太      14番   竹 内 徹 夫    3番   小 林 義 憲      15番   田 丸 雅 美    4番   陸 田 孝 則      16番   原 口 秋 良    5番   古 木 英 憲      17番   香 月 隆 一    6番   白 水 数 人      18番   髙 瀬 富士夫    7番   石 松 和 幸      19番   笹 山 良 孝    8番   佐 藤 俊 一      20番   藤 沢   悟    9番   岡 田 啓 助      21番   北 山 隆 之   10番   吉 岡 恭 利      22番   髙 瀬 春 美   11番   加 藤 秀 彦      23番   二 場   武   12番   雨 矢 紀 一
    地方自治法第121条により出席した者     事務局出席職員氏名  市長          伊 藤 信 勝    局長       安 永 昭 俊  助役          中須賀 達 穂    局長補佐     平 岡 裕 章  収入役         松 岡 博 文    事務主査     金 子 正 人  参与          青 栁 四 郎    主任       平 原 愼太郎  病院長         足 立   晃    書記       松 本 弘 幸  総務部長        柴 田 政 文  福祉部長        中 村 輝 昭  経済部長        永 岡   勉  建設部長        宮 上 悦 生  教育部長        古 館 政 次  市立病院事務局長    村 上 耕 一  水道事業企業理事    下 川   勲  企画課長        川 崎 覚 介  総務課長        松 岡 勝 博  企画官         丸 田 宏 幸        平成16年(第2回)田川市議会5月臨時会議事日程第1号                          平成16年5月21日午前10時開議 第 1 会期の決定 第 2 会議録署名議員の指名     (諸般の報告) 第 3 報告第 1号 市長専決処分報告並びに承認を求めることについて            [田川市税条例の一部改正について] 第 4 報告第 2号 市長専決処分報告並びに承認を求めることについて            [平成15年度田川老人保健特別会計補正予算] 第 5 議案第36号 田川市・香春町・糸田合併協議会設置について 第 6 議案第35号 平成16年度田川一般会計補正予算 第 7 議会運営委員会委員の選任                本日の会議に付した事件 第 1 会期の決定 第 2 会議録署名議員の指名     (諸般の報告) 第 3 報告第 1号 市長専決処分報告並びに承認を求めることについて            [田川市税条例の一部改正について] 第 4 報告第 2号 市長専決処分報告並びに承認を求めることについて            [平成15年度田川老人保健特別会計補正予算] 第 5 議案第36号 田川市・香春町・糸田合併協議会設置について 第 6 議案第35号 平成16年度田川一般会計補正予算 第 7 議会運営委員会委員の選任                                 (開議10時05分) ○議長末光 広美 君)  どなたもおはようございます。  議員定数23名のうち、ただいま出席議員は23名であります。よって、本会議は成立いたしました。  これより平成16年第2回田川市議会5月臨時会を開会いたします。  本日の議事日程は、お手元配付のとおりであります。御了承願います。  日程第1「会期の決定」を議題といたします。  お諮りいたします。会期は本日1日限りといたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、会期は本日1日限りと決定いたしました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  次に移ります。  日程第2「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、議長において佐藤俊一議員田丸雅美議員を指名いたします。  次に、ここで「諸般の報告」をいたします。  市長からお手元配付のとおり、報告事項第1号「市長専決処分報告について」報告があっております。  以上で「諸般の報告」を終わります。  次に移ります。  日程第3報告第1号「市長専決処分報告並びに承認を求めることについて」を議題といたします。  提案理由説明を求めます。  (「議長と呼ぶ声あり) 助役。 ○助役中須賀 達穂 君)  おはようございます。日程第3報告第1号「市長専決処分報告並びに承認を求めることについて」御説明申し上げます。  本案は、地方税法等の一部を改正する法律が3月31日に公布されたことに伴い、早急に田川市税条例改正する必要が生じましたが、議会を招集するいとまがなかったため、同日付をもって地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分をしましたので、これを報告し、その承認を求めるものであります。  改正の主な内容は、第1に個人住民税における均等割税率区分廃止並びに生計同一の妻の非課税措置廃止、第2に個人住民税における均等割所得割非課税限度額引き下げ、第3に新築住宅に係る固定資産税軽減措置の延長、第4に固定資産税に係る第1期の納期の変更、第5に老年者控除廃止、第6に65歳以上の者の公的年金等控除最低保障額引き下げ等であります。  よろしく御審議の上、御承認くださいますようお願い申し上げます。 ○議長末光 広美 君)  ただいま提案理由説明が終わりました。このことについて質疑通告はありません。  ほかに質疑はありませんか。  (「なし」の声あり)  質疑がないようでありますので、これより討論に入ります。  討論通告があっておりますので発言を許します。佐藤俊一議員。  (「議長と呼ぶ声あり) 佐藤議員。 ○議員佐藤 俊一 君)  皆さん、おはようございます。報告第1号「田川市税条例の一部改正について」反対討論を行います。  さきの3月定例会での総務文教委員会におきまして、税務課より、今説明がありましたように市長専決処分を行うということで事務報告があり、その際、審議の中で1つに個人市民税が現行の2,500円から3千円へと500円の引き上げで1万6千人が増税になるということ、2つに生計同一の妻に対する非課税措置平成18年度の2カ年で3千円の増税で2,500人に影響が及ぶこと、3つに65歳以上の納税者老年者控除48万円の廃止平成18年度から新たに1,500人が増税になること、4つに65歳以上の公的年金等控除最低保障を140万円から120万円への引き下げにより、平成18年度から新たに1千人が増税になることなど、同時に65歳以上の中・低所得者高齢者老年者控除廃止公的年金控除等最低保障引き下げ増税となり、国保税介護保険料医療費一部負担金負担増につながることも明らかになりました。  政府は、課税基準が高くなり過ぎて非課税世帯がふえ、税収が落ち込んだから切り下げるということを理由にしています。課税基準が高くなったかどうかの判断としては、生活費非課税原則どおり課税基準が健康で文化的な最低限の水準に達しているかどうか、こういうことの検証もなしに高くなったとする主張は憲法25条にも違反する行為であると断じなければなりません。  非課税者ふえ税収が落ち込んでいるのは、消費不況によって平均賃金が5年連続で減少し、業者や農漁民の売り上げ、所得が落ち込んで失業者の増大や倒産などにより課税者が減少している上に、大企業や高額所得者などの最高税率を95年には65%だったものを50%に引き下げたからであります。中・低所得者増税する目的として、企業の活力を口実とする法人税の減税や株などへの投機資金を確保する金持ち減税のためのものであり、今回のこの専決処分は、広範な市民高齢者にとっては増税負担増につながる一部改正ではなく改悪となるものです。  よって、報告第1号の承認に対して日本共産党市会議員団反対の意思を表明して討論を終わります。 ○議長末光 広美 君)  以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。  (「なし」の声あり)  ほかにないようでありますので、これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。採決の方法につきましては起立により行います。  報告第1号はこれを承認することに賛成議員起立を求めます。  (賛成者起立)  起立多数であります。よって、報告第1号「市長専決処分報告並びに承認を求めることについて」は、これを承認することに決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  次に移ります。  日程第4報告第2号「市長専決処分報告並びに承認を求めることについて」を議題といたします。  提案理由説明を求めます。  (「議長と呼ぶ声あり) 助役。 ○助役中須賀 達穂 君)  日程第4報告第2号「市長専決処分報告並びに承認を求めることについて」御説明申し上げます。
     本案は、老人保健特別会計において医療給付費が増加したため、予算を補正する必要が生じましたが、議会を招集するいとまがなかったため、3月31日付をもって地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分をしましたので、これを報告し、その承認を求めるものであります。  よろしく御審議の上、御承認くださいますようお願い申し上げます。 ○議長末光 広美 君)  ただいま提案理由説明が終わりました。このことについて質疑通告はありません。  ほかに質疑はありませんか。  (「なし」の声あり)  質疑がないようでありますので、これより採決いたします。  報告第2号はこれを承認することに御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、報告第2号「市長専決処分報告並びに承認を求めることについて」は、これを承認することに決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  次に移ります。  日程第5議案第36号「田川市・香春町・糸田合併協議会設置について」を議題といたします。  提案理由説明を求めます。  (「議長と呼ぶ声あり) 市長。 ○市長(伊藤 信勝 君)  皆さん、おはようございます。日程第5議案第36号「田川市・香春町・糸田合併協議会設置について」御説明申し上げます。  本案は、田川市・香春町・糸田合併協議会設置する協議を行うに当たり、地方自治法第252条の2第3項の規定により市議会の議決をお願いいたしたく提案した次第であります。  なお、同合併協議会の規約につきましては、議案に参考添付しているとおりであります。  よろしく御審議の上、御協賛くださいますようお願い申し上げます。 ○議長末光 広美 君)  ただいま提案理由説明が終わりました。このことについて質疑通告はありません。  ほかに質疑はありませんか。  (「議長と呼ぶ声あり) 笹山議員。 ○議員(笹山 良孝 君)  田川市・香春町・糸田合併協議会設置について、3点要望いたします。  1点目は、田川市における合併関連経費田川市・川崎町合併協議会、13年度、14年度分で753万5,941円、田川市町村任意合併協議会で15年度分で342万2,646円、合計1,095万8,587円かかっております。合併協設置する以上は、合併を成功させるということでお願いをいたします。  2点目は、行政改革なくして合併なしというのが私の持論でございます。大変でしょうが、行政財政改革を断行・推進していただきたいと思います。  3点目は、建設計画を早く作成して住民説明会を早急に実施していただきたいと思います。  以上、3点について要望いたします。よろしくお願いいたします。 ○議長末光 広美 君)  ほかに質疑はありませんか。  (「議長と呼ぶ声あり) 佐藤議員。 ○議員佐藤 俊一 君)  幾つか質問をしたいと思いますが、その前に一昨年の12月に田川市が中小業者の方や市民の方々に対する生活実態調査を行いました。昨年の3月に県立大学人間社会学部社会学科助教授田代助教授さんが中心になって県立大学の学生の方々と分析等をやった結果の中で、これは生活実態調査を私が議会で求めてきたものですが、その中で市民有効回答数ですね、3千人に対して1,100人の方が回答されているわけですが、その中で合併賛成31%、反対が40%と賛成を上回っています。  そして整理をされているわけですけど、合併賛成といった方の理由は、「時代の流れから仕方がない」「合併しか発展がないなどである」。合併後の方向を明確にすることや北九州との合併を望む声があった。合併賛成者に対する質問として合併についての検討を進めるに当たって必要なこととして最も多かったのは、「合併メリットデメリットをはっきり住民に示すこと」これが69%、そのほか「最終的な決定には住民投票を行うこと」「合併協議会をつくり、そこで十分審議をすること」「合併後どのようなまちづくりを進めるかをはっきりさせること」などが合併賛成者の中でも4割から5割であるということです。つまり、合併の一般的な情報を得ていても田川市の具体的な話としては、合併メリットデメリット合併後のまちづくりでも、合併賛成の人でも非常に多くがよくわからないと感じているという結果です。  また反対の方々ですね。その理由としては、「合併しても財政強化にはつながらない」「赤字財政の自治体と合併してもよくならない」「行政規模が大き過ぎることも問題である」「国の流れで行うことは反対である」「一時的なお金のための合併は後で問題が生じる」「旧市町村間でもめごとが多くなる」「合併したら失業や生活保護がふえる」「福祉が低下し負担がふえる」などが挙げられる。  また賛否以前、「これまで市民不在合併の話が進んでいたのに、今ごろアンケートをとることに戸惑いを感じる」とか「合併メリットデメリット市民にわかりやすく説明することがまず必要だ」という意見、「住民投票を実施してほしい」という意見などがあった。合併の賛否を問う前に、特にこの2つの事項について田川市が合併したらどうなるのか、合併しない場合はどうかという予測の情報をもっと提供すべきであろう。具体的な情報が不足し、意見交換の場が十分でないことが市民の行政に対する不満や不安につながっていると思われる。行政として合併についての情報提供合意形成の道筋を早急に提示する必要があると去年の3月にこうした意見をまとめています。  それでお尋ねをしたいんですけど、先日の全員協議会スケジュール案というのが示されました。この案では、6月下旬から8月上旬にアンケート調査を実施することになっていますが、私は、こうした市民の声にこたえていくためには、このアンケート実施調査前に住民の、合併メリットデメリット市民にわかりやすく説明をする、田川市が合併した場合どうなるのか、合併しない場合はどうかという予測の情報を提供した後にアンケートを実施しないと住民の意向が十分に反映されないのではないかと思われますが、6月下旬以前に説明会を開く考えや情報提供を行うのかお尋ねをいたします、1つですね。  2つ目、3月議会で私が質問をいたしまして執行部から回答をいただきましたが、電算システム構築にはおおむね1年半から2年が必要とされている。したがって、システム合併期日までに構築するにはシステム統合基本指針を決定し、早期に実施に移すことにより、困難も予想されるが構築可能であると執行部は3月議会で答えましたが、合併が決まるのはスケジュールでいくと17年3月で、18年3月には万全の体制を整えておかなければならないのに、おおむね1年半から2年が必要との説明では、私の計算では半年から1年オーバーするのですが、もっと詳しくどういうふうにするのか具体的に説明をしていただきたいと思います。  3つ目ですね、新しい法律が、昨日も新聞報道では衆議院ですか、通過をしたというふうに聞いてますが、この新しい法律では5年間は算定替えがありますけど、市長はあくまで現行法にこだわっていくというのは、もう特例債活用目的としているというふうにしか言いようがありませんが、10カ所の説明会でも、この特例債の活用については評判はよくありませんでした。さきの7つの枠組みでも、今、合併協議会を今日提案してつくろうとしている以外の町村は、新法でじっくりというふうに言ってますが、新法をじっくり研究して合併を考えても困ることはないというふうに思っています。しかも、本市は過疎指定を受けていますので、私は借金をしようというわけではありませんが、事業を行うに当たって過疎債の方が特例債より事業選択幅が広いとか、小さい事業も可能だということで有利じゃないかと思います。  そこでお尋ねしたいんですけど、1市2町で合併したとして、過疎指定はどうなるのかですね。指定の条件から外れるとか、いや、そのままですよとかいうことを教えてください。  4つ目に、市長が一部事務組合は1市でやらないと非効率と言っていますが、清掃組合の場合、3月議会でも言いました、田川市、糸田香春町はそれぞれ組織が別々です。合併をして効率よく1市で簡単に解決できる問題ではないと私は思っておりますし、市長の言う合併効果は見出せないのじゃないかと思います。糸田町、香春町も既存の組織から抜け出すということにしても、これまで投資をしてきた、そういった債務を一気に返済する財力もないんではないかと思いますし、田川市も川崎町との間の同様のものを一挙に解決、片づける余力もないのではないかと思います。特にこの清掃の一部組合問題は、複雑で一長一短では片づかない問題です。1年、2年で解決する見通しがつくとは思いませんが、このスケジュール案のどの時点で問題解決のめどを立てて、市民に示すのかスケジュール説明をしていただきたい。  あと、これに関連してですが、糸田町、香春町と一気に返済する財政余力もないんじゃないかと私言いましたけど、この3市町の債務の残高は幾らぐらいになっているのか教えてください。  最後になりますが、伊良原ダムの建設も本市は推進をしているようですが、香春町はこの取り組みに参加していませんが、合併が決まれば香春町の分の負担はどれぐらいになるのか、また全体の新市の負担はどれぐらいになるのか、理事がおわかりであればお尋ねをします。以上お願いします。  (「議長と呼ぶ声あり) ○議長末光 広美 君) 助役。 ○助役中須賀 達穂 君)  いろいろ盛りだくさんで筆記するのになかなか骨折って、まだどのぐあいか仕分けがついておりませんが、とりあえず6月前にアンケートを実施するのかというのが、住民説明会をするのかというのが第1番目だったと思いますが、これについては、一応こういう議案を提出したのは、1市2町の合同で事前に協議をした上で出しております。それで今日、1市2町で合同の議案を付議しておりますので、このことについては、これを決める前ということなんですかね。一応議決をすることに関係があることなんですかね。  (「議長と呼ぶ声あり) ○議長末光 広美 君) 佐藤議員。 ○議員佐藤 俊一 君)  スケジュールでは、6月の下旬なのか7月の頭なのか矢印が6月にかかっているんで私は言っているんですが、いずれにしても例えば7月からであれば、その前に1市2町で協議をして、今お示しになったということもありますんで、その前に住民に対するメリットデメリットとかいうのも含めて説明会をするのかということを私は今問うているわけです。もう1つ、合同で出したにしても、田川市は、独自としてする説明責任があると私は思いますので、それも含めて答えてください。  (「議長と呼ぶ声あり) ○議長末光 広美 君) 助役。 ○助役中須賀 達穂 君)  住民説明会は一応やりまして、それで今からそういうことについて検討してまいりたいと思います。それで住民説明会アンケート前にはやるつもりはございません。  (「議長と呼ぶ声あり) ○議長末光 広美 君) 参与。 ○参与(青栁 四郎 君)  私からは、2番目の電算システムの構築に時間がかかるというお話につきまして説明をいたします。  先般の予算の中にもこの電算の統合のための調査委託料として450万円程度予定をいたしておりますが、問題は作業工程ということなろうかと考えます。御承知のように一番時間がかかります、合併に関して一番仕事が時間がかかるのは条例・規則の整備とただいまの電算システム統合ということになるわけでありまして、スケジュールにも示しておりますように、一番最初から一番終わりまで時間がかかる、そういった作業が考えられるということでございます。住民票の交付あるいは本庁と支所を設けるとかいったようなことになりますと、それぞれのシステム合併前までに統合整備をしておくという必要が出てまいります。これは御承知のとおりでございます。  問題は、この合併協議会というものは、法人格を有しておりませんので、固有の財産とかあるいは施設を持つことができないと、これが一番の問題点でございます。したがいまして、まず調査、設計、現状1市2町の電算システムがどうなっているかといった点等を洗い出しをする、これが最初のとっかかりになろうかと考えます。そこで法人格を持たないこの合併協議会でできる範囲というのは、調査あるいは設計の範疇であるということにとどまります。  したがいまして、その調査・設計の契約は可能でありましょうが、いわゆる具体的な電算システムの構築・整備については、合併協議会でできませんので、合併日に稼動できるようにするためには、まず条件としては合併関係市町村、すなわち1市2町でその仕事を発注していただくというややこしい作業になるわけであります。したがって、当面の準備経費合併協議会で計上し、システム洗い出し等を行っていって、統合計画書をまずつくるというところから入りたいと考えております。これはやっぱり専門業者に委託しないとできないだろうと思っております。  そこでその統合計画書に基づいて具体的な仕事の発注をすることになるんですが、それの時期というのは、やはり合併が明確に確定をする合併議決の終了後でないと具体的な発注はできないだろうというふうに見ております。したがって、そのやり方としましては、1市2町あるわけですから、それぞれの分野ごと分割発注をするのか、あるいは田川市が1本で請け負って負担金をもらうのかといったやり方は工夫の余地はあるだろうというふうに思いますが、もう一回繰り返しますと、合併議決の前までには調査システムの基本統合設計をやる、そして合併議決後に発注を行うということになりますと、おのずからこの期間が見えてまいります。したがって、その期間が見えてまいります。  したがって、その期間の中で全力を挙げてこれを取り組むということになろうかと思います。ぜひともやり遂げなければならないのは、基幹システム統合整備合併日にきちんと住民票が打ち出せるといったことを最優先にしながら取り組みたいというふうに考えております。以上です。  (「議長と呼ぶ声あり) ○議長末光 広美 君) 総務部長。 ○総務部長(柴田 政文 君)  私の方から佐藤議員の3番目の過疎指定はどうなるのか、その点について、それと4点目の債務残高ですかね、その点の質問がありましたんで、その2点についてお答えをいたします。  まず、現在、田川市は過疎指定を受けております。糸田香春は過疎の指定を受けておりません。それが今後どうなるのかということですが、合併した後どういったふうになるのかという御質問ですけど、引き続き過疎の指定は田川市の方は受ける格好にはなります。当然、過疎債の対象には、いろんな事業について実施する場合には過疎債の対象になります。  それともう1点の債務残高、要するに起債残高がどのくらいあるのかという、そういうことでよろしいですかね、御質問の趣旨は。4点目の債務残高ですね。地方債の今、現在高はどういったふうになっているのかという御質問だったと思うんですが、これはまだ15年度決算がまだ現在出ておりませんので、14年度決算で御説明申し上げます。14年度決算では、田川市がこれは普通会計ベースですけど349億円ですね。(「一部事務組合の債務残高ですよ」と呼ぶ声あり)  ちょっと一部事務組合だけはちょっと今把握してないんで、私のは全体、普通会計ベースで、それしかないんで、ちょっと。ただ、ちょっとお待ち願いたいと思います。  (「議長と呼ぶ声あり) ○議長末光 広美 君) 助役。 ○助役中須賀 達穂 君)  一部事務組合、どの時点でということでしたね。それでこれは平成14年の3月に合併特例法が改正されまして、それまでは合併した時点で一部事務組合は解散するようになっておりましたけれども、関係地方公共団体同士で協議により決定することができましたんで、当然御質問の分につきましては合併前に各町村間で協議をすることになると思います。以上です。  (「議長と呼ぶ声あり) ○議長末光 広美 君) 水道事業企業理事。 ○水道事業企業理事(下川 勲 君)  それでは、伊良原ダム関連でございますが、田川地区水道企業団がこの伊良原ダムの開発に参画いたしているわけですが、構成団体は田川市、川崎町、糸田町、金田町、赤池町という5団体でございます。この5団体で2万5,700トンの開発水量を伊良原ダムに求めているところなんですが、当市は1万200トンでございます。糸田町が5千トンでございます。この中には当然今申しましたように香春町さんは参画はいたしておりません。したがいまして、新市になりましたら、この現時の開発水量は3団体を含めまして1万5,200トンで運用することになろうかと思います。  あと残る団体につきましても、下田川は、方城町もこれへ入っておりません。したがって、下田川合併協議会の中でもこの点については論議しているわけですが、いずれにいたしましても、川崎町さんが5千トンでございまして、赤池町が2千トン、金田町が3,500トンでございますので、下田川が5,500トンを方城町と合同によってこれを利用するということになろうかと思います。また、現時、完成年度においても平成22年度という位置づけになっておりますが、一番肝心の事業費でございますが、現時、県当局において地元補償等の問題も含めまして、今現時その詰めをやっているところでございまして、数値等は現時まだ明らかにされておりません。以上で終わります。  (「議長と呼ぶ声あり) ○議長末光 広美 君) 佐藤議員。 ○議員佐藤 俊一 君)  伊良原ダムの問題、今、理事に答えていただきましたが、香春町が入ったとき、入ると、多分導水管等も引いてないんだと思うんですけど、そういうものの負担がどれぐらいふえるのかというのも試算をされているんじゃないかなと思って私聞いたんですが、されていたら負担金がどれぐらい、今、糸田田川市はこれぐいらいですけど、香春町が入るとどれぐらいになるのかというのがわかったらという意味で質問したんですけど、もしあれば、もう一回答弁してください。  (「議長と呼ぶ声あり) ○議長末光 広美 君) 水道事業企業理事。 ○水道事業企業理事(下川 勲 君)  現時まだその数値等の、建設費等については詰めをいたしておりません。 ○議長末光 広美 君)  ほかにありませんか。  (「なし」の声あり)  ほかに質疑がないようでありますので、これより討論に入ります。  討論通告があっておりますので発言を許します。岡田啓助議員。  (「議長と呼ぶ声あり) 岡田議員。 ○議員(岡田 啓助 君)  日本共産党市会議員団を代表して、この議案第36号に対する反対討論を行いたいと思います。  まず第1に、法定合併協議会をつくって合併に至るまでは国の指針でも22カ月はかかるというのが通常です。ところが今回の場合、8カ月から9カ月でこれをやってしまおうという粗雑さであります。  18日に全員協議会合併協議会規約について説明質疑がありました。合併協議会委員を何名にするかという点でも、4人以内とするという規約でしたけれども、だれをどういう役職を指定をするのかという点についても全く不明であります。一部議員からは、市民をもっと参画させるべきではないかという意見も出されましたけれども、これに対しても何ら回答はありません。協議会の中でのいろいろな事項に対する合意の確認、本来3市町が対等で合併をするということが前提のようですが、合意をする上でも全員の賛成、全会一致制を前回は、川崎町のときはとったわけですけども、少なくともそうしないと問題はまとまらないというふうに思うんですが、これも合併協議会で決めるということです。  アンケートの実施の時期、今、佐藤議員の方からも質問がありましたけれども、市長説明会の中で10校の説明会の中で、住民投票を求める皆さん方に対して、知らない人が反対投票したら大変だから住民投票でなくしてアンケートをとると、アンケートで済ませたいというふうに言っています。今6月、7月、8月の間で、主には7月ですけれどもアンケートを実施するスケジュールが出されています。佐藤議員の質問に対しても助役は、その事前に説明をすると、説明会を開くという計画はありませんということですから、住民への判断の基準、材料、これは現状のままということですよね。  そしたら合併に対する市民の意思が十分反映されないという、市長流に言うとそういう危険性が大いにあるアンケートだと、とり方にももちろん問題がありますけども、18歳以上の全住民アンケートをとるということについてはね、私は否定はしませんけれども、アンケートのとるときの住民の認知の度合い、これは非常に弱いと言わざるを得ない、それに責任を持とうとはしていないアンケートだというふうに言わざるを得ない。  この住民アンケートをもしとって、まとめた場合、その結果をどういうふうに位置づけるのかという質問に対しても、一昨日は答えがありませんでした。住民の声を聞いたという実績づくりだけで済ませようとするアンケートだったら、無責任過ぎるというふうに言わざるを得ない。  こういった問題について明確な考えが示されないままでは、また議会の一致もできていない中で法定協議会参画の議決だけを急ぐというのは納得できません。また、この議決を急ぐと、市長執行部の側として急ぐ最大の理由特例債です。現行法でやるというのは特例債の活用を見越した上での強攻策だというふうに思います。  ところが、この特例債を何に使うのかと、何に使いたいのかと、田川市としてですよ。もう合併する自治体、糸田香春がどうのこうのということではなくして、田川市長としてどうしても合併したい、特例債を生かしたい。特例債をそしたらどういう方向で生かすのかと、そういう構想、市長の考えは当然あるべきです。これを議会に示して、我々もそのベースで論議をすべきですが、いまだ具体的な提案、考えを示していただけておりません。  昨日の新聞報道では、山本町長は、合併特例新法の内容に関して「借金だけが残るだけと、借金が残るだけと評判が悪い合併特例債を使うより、交付金や他の補助制度を活用すれば借金は少なくて済む。合併特例債の規定がない新法の方が市町村が必要な事業を選択することできる」というふうに言明をしているんです。これとの比較を議会としても十分精査するというのが我々の責任だというふうに思います。少なくとも我々が合併をする方向に走るというときは、市民への影響がどう出るのか、実質生活の中で合併がどうなっていくのかという問題、財政的な合併後の自治体の見通し、地域がそのことによってどう活性化する展望があるのか、こういう問題を少なくとも議会として、我々として合意または議論を尽くしておくということは当然のことだと考えております。  3市町で勉強会を、議員のですね、6人の議員の勉強会も3回行われましたけれども、何ら合意が得られておりません。こういった疑問の多い問題をすべて法定協議会に丸投げして、そこで決めてもらうというには、私にとって全く無責任過ぎると言わざるを得ないと思います。  そういう立場から、もう一度議会で十分、今指摘された問題を、私が指摘した問題を十分議会で論議した上でこの議案について審議をするというのが適当だというふうに考えて、当日5月21日のこの議案の採決に対して反対の意見を述べておきます。 ○議長末光 広美 君)  以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。  (「なし」の声あり)
     ほかにないようでありますので、これにて討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第36号につきましては、会議規則第36条の第2項の規定により、この際委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり)  御異議がないようでありますので、これより採決いたします。  採決の方法につきましては起立により行います。  議案第36号は原案のとおり決することに賛成議員起立を求めます。  (賛成者起立)  起立多数であります。よって、議案第36号「田川市・香春町・糸田合併協議会設置について」は、原案のとおり可決されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  次に移ります。  日程第6議案第35号「平成16年度田川一般会計補正予算」を議題といたします。  提案理由説明を求めます。  (「議長と呼ぶ声あり) 助役。 ○助役中須賀 達穂 君)  日程第6議案第35号「平成16年度田川一般会計補正予算」の概要について御説明申し上げます。  本案は、ただいま議案第36号「田川市・香春町・糸田合併協議会設置について」が議決されましたので、同合併協議会設置に伴う負担金の計上を行うものであります。  合併協議会予算総額は3,800万1千円となっておりまして、主要な経費といたしましては、会議費や住民アンケート調査業務委託料、新市建設計画策定業務委託料などが計上されております。  この経費に対する1市2町の負担割合は、規約第15条の規定により平等割50%、人口割50%と規定されていることから、田川市の負担金額は1,956万2千円となり、今回、当該金額を計上するものであります。なお、負担金に対する財源といたしましては、特別交付税により措置いたしております。  この結果、一般会計予算額は既決予算額と合わせますと279億1,215万3千円となっております。  以上、補正予算の概要を申し述べましたが、本件につきましては、よろしく御審議の上、御協賛くださいますようお願い申し上げます。 ○議長末光 広美 君)  ただいま提案理由説明が終わりました。このことについて質疑通告はありません。  ほかに質疑はありませんか。  (「なし」の声あり)  質疑がないようでありますので、お諮りいたします。  議案第35号につきましては、会議規則第36条の第2項の規定により、この際委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり)  御異議がないようでありますので、これより採決いたします。  採決の方法につきましては起立により行います。  議案第35号は原案のとおり決することに賛成議員起立を求めます。  (賛成者起立)  起立多数であります。よって、議案第35号「平成16年度田川一般会計補正予算」は、原案のとおり可決されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  次に移ります。  日程第7「議会運営委員会委員の選任」を行います。  本件は5月20日付で加藤秀彦議員から議会運営委員会委員を辞任したいとの申し出があり、委員会条例第14条の規定により、議長においてこれを許可したことに伴い、新たに議会運営委員会委員を選任するものであります。  お諮りいたします。議会運営委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、委員に吉岡恭利議員を指名いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました吉岡恭利議員議会運営委員会委員に選任することに決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  以上をもちまして、本臨時会に付議されました案件はすべて終了いたしました。御協力ありがとうございました。  これをもちまして、平成16年第2回田川市議会5月臨時会を閉会いたします。                               (閉会10時58分) 署   名 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    平成   年   月   日   田川市議会       議 長       議 員       議 員...